
介護保険の中には、ホームヘルパー派遣やグループホーム等の、十数種類の高齢者のためのサービスがあります。これを大きく分けると

となっているのはご存知のとおりです。
でも、この分け方に少し違いがあるのにお気づきいただけましたか?
私は、高齢者への介護サービスを「人的介助(パーソナルエイド)」と「機器介助(テクニカルエイド)」に分けています。つまり、人と福祉用具がバランスよく導入されることが、ご本人にとっても介助者にとっても、より大きな利益をもたらすと考えるからです。
このように考えると、ヘルパーさんや看護婦さんの大切さと共に、福祉用具の役割の大切さがお分かりいただけるのではないでしょうか。
この二本の支柱をコントロールするのが、ケアマネージャーさんであり、専門職の皆さまだといえます。
それでは、そのコントロールのコツはあるのでしょうか。介護保険の基本理念の冒頭にあるように、"高齢者の自立をめざす"ことがキーワードです。
「高齢になったことで、今までの生活を変えざるを得ない状況になっている」 「身体の障害により生活空間が狭まっている」という訴えをお聞きになったときに、ご本人、そのご家族はもとより、ケアマネージャーさんもが、「しようがない」と諦めていませんか。こんなとき、限られた残存能力を十二分に活かし切るのが、福祉用具=補助器具を活用するテクニカルエイドなのです。
次回より、在宅の現場に携わる専門職の方々が、テクニカルエイドの導入にチャレンジしていただくための実践をアドバイスさせていただきます。
近鉄スマイルサプライ
エグゼクティブ アドバイザー 森下 裕之 |